福岡のビルメンテナンス、省エネの東洋ビル管理株式会社

密閉空間ビルにおける夏季の新型コロナウィルス対策

新型コロナウィルスの猛威は夏季も衰えず各方面で対策を講じられておりますが、近年建てられた密閉度の高い都市型ビルにおいては空調管理に注意が必要です。空調には、OA、SA、RA、EAとあります。よく省エネのために外部負荷低減のため給気を減らすという提言がされておりますが、この方法は増エネになり新型コロナウィルス対策にもマイナスになります。さらに新型コロナウィルス対策にはRAも減らすことが求められます。密閉空間でRAを増やすと省エネにはなりますが、新型コロナウィルス感染リスクが高まります。また冷房にて湿度を下げすぎてもウィルスが活性化します。
 
では密閉空間の都市型ビルにおいてどのような空調管理が、新型コロナウィルス対策になり省エネになるかを考察します。
 
まず弊社の中村聡が、以前より提言しております不快指数冷房(湿度を下げずに温度を下げる)を実践します。手法は(公社)福岡県ビルメンテナンス協会や弊社ホームページをご参照ください。
室温28℃、湿度40%の居室と室温25.2℃、湿度60%の居室はどちらが快適で省エネになるでしょうか。
【図1】でも明らかなように後者が不快指数も低く、エンタルピも低いので省エネになります。周知のように湿度が高いほうがウィルスの活性化は弱まりますので不快指数冷房は新型コロナウィルス対策にもなります。
 
次に建物全体の正圧(陽圧)管理です。前述の外部負荷低減のため給気を減らすと建物全体が負圧(陰圧)になり出入口や隙間からいくらでも外気は入ってきます。給気を増やした正圧(陽圧)の方が外気は入ってこず結果空調負荷低減につながります。(但し感染症病室は要陰圧管理)
 
建物設計当初はOA=EAでもメンテナンスをしなければOAフィルターの汚れ等で建物は必ず負圧(陰圧)になります。特に冬季1階ロビーや受付が寒いのはこのためです。建物全体を正圧(陽圧)管理にすれば省エネになり新鮮な空気をどんどん取り込むので新型コロナウィルス対策にもなります。
 
夏季の省エネと新型コロナウィルス対策は、ビルメンマンの活躍の場だと思います。管理する建物が感染クラスターとならないようビルメンマンの適切な運用管理を期待します。